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タイルの目地に紙粘土を使ったらどうなるか?実際にやってみたので、ご紹介します。
1. なぜ紙粘土??
あるお客様が思いつきました。
レンガタイルを張った際の目地は、紙粘土で作っちゃえばいいじゃん!と。
目地を入れる場合、一発目地で仕上げる場合を除くと、通常であれば目地セメントを使用します。目地材はセメントの名の通り、水で練って、それを絞り袋に入れ、
目地に流し込んで、最後にコテで抑えて、という作業を行います。また、目地セメントが垂れたりするので、周りは汚れないようにしっかり養生して作業する必要があります。
この方法、慣れるとスピーディーに作業できるのですが、ちょっとした面積を貼る際には、やはり手間に感じます。
そこで。
「紙粘土で目地」
です。買ってきた紙粘土を袋から出し、そのまますぐ目地として詰めていくことができ、粘土なので垂れることもなく、周りの汚れを気にしなくてすむ。
なんだかとてもメリットありそうです。 というわけで、「紙粘土で目地」を実際に試してみましたので、その様子を下記にてご紹介させていただきます。より手軽で、素敵な目地入れのご参考になれば幸いです。
2. タイルの貼り付け
今回はプリックアンティークタイルを使用しました。下地を作成し、そこへ貼っていきます。
まずは、下地にタイルを並べて、枚数と間隔を確認します。
割り付けが決まったら、タイルを張り付けます。↓
今回使うのは、プリックアンティークタイル。コテを使いながらレンガタイルにタイル用ボンドを付けて、しっかり押さえながら貼りつけていきます。(ちなみにレンガタイルを貼るための下地は、コンパネと端材で作っています。)端に貼る半端なサイズのレンガタイルは、のこで切り貼りつけ、最後に全体のバランスを微調整して貼り付け作業は終了です。
3. 紙粘土で目地入れ
タイルの貼り付けが終わったら、目地に紙粘土を入れていきます。
今回使用した紙粘土はホームセンターにあった、手芸用紙粘土です。
ここから、レンガタイルの目地に紙粘土を入れていきます。紙粘土は袋から出し、そのまま少しずつ目地に入れていきました。目地が細い部分には、指だけでは紙粘土奥まで入っていかないので、コテで均しながら抑えました。
コテで均して、目地ができたての写真がこちら↓です。

それでは、目地を入れてみて分かったことをちょっとご紹介。
- 目地入れの作業にかかる準備が少ない!!
目地セメントで目地を入れようと思うと、周りを汚さないよう養生したり、道具を準備して、水でセメントを練ったりと、結構大変な準備作業
が必要になりますが、紙粘土だと袋から出してそのまま使えます。これはほんと早くて楽ちん。
- 目地入れのスピードはセメント以下
目地セメントは絞り袋で目地に入れていくスピードと、紙粘土で目地を入れていくスピードを比べると、目地セメントの勝ち!となります。やはり、手で順々に目地を入れていく必要のある紙粘土は、
時間がかかります。
- コテ跡が綺麗に・・・
目地セメントでもそうですが、目地材を入れた後はコテで抑え、全体を均します。この作業、紙粘土の方がコテの跡が残りやすくなります。紙粘土の硬さときめの細やかさ
からだと思いますが、均す際にコテの跡がはっきりと残りやすく、気にすれば気になります。アンティークでアバウトな感じで仕上げる、とイメージするれば気にならなくもなります。気になる場合は、目地が固まった後で紙やすりで削るなどすると、いいと思います。
- お掃除が楽
目地セメントを使うと、どうしても汚れます。絞り袋で目地を入れる際に材料が垂れたり、コテを入れる際に目地材の残りが落ちたりと、確実に汚れます。道具も汚れます。しかし!紙粘土の場合、垂れも無く、すこし床に落としたとしても、紙粘土なので安心・簡単に掃除ができます。これは楽でした。
4. 紙粘土が固まるのを待つ
目地を入れてから、少し経つと紙粘土がしっかり固まります。固まった後の目地がどうなったのか↓確認です。

紙粘土は乾燥すると収縮します。なので、目地にひび割れが入ったり、タイルとの間に少し隙間があくような感じに仕上がりとなりました。普通のタイルではひび割れが入るとおかしいのですが、アンティークタイルならちょっと面白い雰囲気が作れるかもしれません。この辺は好みでしょうか。。。
5. 「紙粘土で目地」を実際にやってみての一言
- 質感についてはもうひと手間
紙粘土はきめが細かく表面が綺麗に仕上がります。ただ、アンティークタイルの場合は、もう少しざらついた感じを出すために、砂などを紙粘土に混ぜるといいかもしれません。また、色もただの白でなく、少しアイボリーにしたり、又は、グレーにしたりと、調色するとより質感が増すのではないかと思います。もうひと手間プラスすると、より雰囲気のある仕上がりになりそうです。
- 紙粘土にもいろいろある
紙粘土にもいろいろあります。きめの細かい物もあれば、あらい物も。また、収縮の少ない物もあるようです。自分のイメージにあった紙粘土を使うと、より満足のいく仕上がりに近づくのではないかと思います。
- 使用した紙粘土の量について
今回、アンティークタイルを6段3列に貼り、目地入れを行いました。サイズですと縦が約460mm、横幅が715mmとなります。この条件で、目地を入れるために使った
紙粘土は2袋と約半分でした。一袋が500gだったので、だいたい1250g使ったことになります。コストを考えると、目地セメントの方が安く仕上がると思います。
- 貼る面積が小さいとメリット大
準備や掃除が楽で、必要な道具も少ない。ただ、目地を入れる手間とコストがかかるということで、小さい面積にレンガタイルを貼る場合には紙粘土のメリット大。大きな面積を貼る場合には、やはり目地セメントが効率的ですね。両方を使い分けて、手軽で簡単に、自分らしいこだわりの目地を作ってください。
6. 今回使用した主な道具
レンガタイルの切断には、塩ビパイプなどを切断するパイプソーを使用しました。

目地入れには、目地こてを使用。写真の物とは別に、先を短くカットした物も使用しています。

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