セメントで作られた木の板「モクメント」
スタンダードなデザイン
コンクリートの表面に木材の模様を付けるデザインは古くからありました。
そのデザインはシンプルでかつ、木の模様によってコンクリートの表面に豊かな表情が生まれます。
でも、木目調コンクリート壁のデザインを簡単に取り入れる事はできますか?
木目調コンクリート壁は、その表現と構造が一体となっており、自由にデザインとして取り入れる事ができませんでした。
そんなデザインの壁を簡単に超えてみませんか?
そこで、そんなデザインの制約を取り除こうと生まれたのが、
コンクリートの無機質な質感と、古木の有機的な造形を組み合わせた「Mokument(モクメント)」です。
厚さ10mmの軽量パネルで再現しました。
ケイ酸カルシウム板を基材とし、表面に特殊な軽量コンクリートを使い木の凹凸を再現しました。
厚みは約10mmと薄く、軽量なパネルで施工も簡単です。
コンクリートの質感そのままに、木目の凹凸を細部まで転写しました。
古木の細かいディティールを忠実に再現し、深い凹凸による陰影が、光の強弱により様々な表情を生み出します。

マウスで動かすと3Dがご覧になれます。(マウスホイールでスクロールすると拡大縮小します。)
・厚さ約10㎜の薄形軽量パネル
・サイズ:W900mm×H175 mm
・加工も簡単
・塗装も可能(本物の古材を再現する事も)
※製品の特性上、表面に細かい気泡が見られることがあります。
製品の特性としてご理解ご了承ください。
モクメントの特徴
古材では調達や施工、施工後のメンテナンスに手間がかかっていました。
モクメントを使うメリットとして、規格品として購入できる、加工がしやすいなどの点が挙げられます。
また、クロスを貼るだけの場合よりも立体感が表現できます。
施工が簡単
モクメントはピンネイルでの仮留めが可能です。
接着時にタイルが下がるのを防ぎ、素早い施工を可能にします。施工が容易なので施工賃が安く済みます。

【カットについて】
モクメントのカットはダイヤモンドカッターや、丸ノコ(サイディング用刃物)で切断できます。
【ビス打ちについて】
いきなりビスを打つと表面が割れる恐れがあるので、予めドリル等で穴を開けたあとにビスを打ってください。
あまり端の方にビスを打つと割れやすいのでご注意ください。
※タイル・パネル自体にフックや棚受けを保持する力はありません!下地の合板や桟にビスが止まるようにしてください。
出隅の仕上げ方法
モクメントを出隅で使用する場合、留め加工にて納めていきます。
留め加工部分はどうしても隙間ができてしまいますが、補修キット(1000円:税別)を利用する事で、綺麗に仕上げる事が可能です。※1セット約25メートル分です。
補修方法は下記資料をご参考ください。
接着材について
市販品の弾性系のケイカル板用接着剤を使用してください。下地の動きの影響を軽減する事ができます。
変性シリコーン樹脂、変成シリコーン・エポキシ樹脂を使った接着材が一般的です。従来の変成シリコーン・エポキシ系樹脂と比較して、ウレタン・エポキシ樹脂系の方がより高弾性な物性が得られ、耐水・耐アルカリ性にも優れた性能を持っています。
推奨の下地ボード
・石膏ボード(厚9.5㎜以上)
・ケイ酸カルシウム板(比重1.0 厚6.0㎜以上)
・合板(Ⅰ類以上 厚9.5㎜以上)
施工方法のダウンロードはこちら(PDF)
補修方法のダウンロードはこちら(PDF)
塗装する事により、本物の古材を表現する事も可能です
モクメントの使い方としては、そのまま無機質な質感を表現する事も1つのデザインです。
しかし、塗装をする事により本物の古木のようなデザインを実現する事もできます。
モクメントの施工事例
よくあるご質問
Q)屋外でも使用できますか?
A)できません。屋内専用商品になります。
Q)切断できますか?
A)ダイヤモンドカッターや、丸ノコ(サイディング用刃物)で切断できます。
Q)出隅を仕上げる際にトメ加工は可能ですか?
A)トメ加工は可能です。サイディング用刃物やコンクリート用の刃物を丸ノコ等に取り付け切断できます。
※詳細はこちら
Q)不燃ですか?
A)個別の認定番号を取得しておりませんが、不燃材として利用が可能と考えております。モクメントは厚さ5 ㎜以上のケイカル板の表面をコンクリートで仕上げた材料となります。無機物からなる不燃性の素材ではありますが、まだ新しい商品であり、念のために「高い不燃性」と表記しております。不燃性を確認する上で、建築基準法で定められる総発熱量試験を実施し、不燃材料の基準を下回る発熱量である事を確認しております。
使用上の注意点
モクメントの表面はコンクリートでできており、製造の都合上色ムラ出たり、多少気泡が入ります。予めご了承ください。